「パソコンが重い」と感じたことはありませんか?
中小企業の経営者やIT担当者からも、「動作が遅くて仕事にならない」「イライラする」といった声をよく耳にします。
しかしこの“重いパソコン”こそが、実は会社の生産性を下げている「見えない損失」になっているのです。
この記事では、PCが重くなる主な原因と、業務効率を改善するための基本的なメンテナンス方法を解説します。ITに詳しくない方でも取り組める内容なので、ぜひご活用ください。
「パソコンが重い」は会社の損失につながる
1台のパソコンが1日10分動作不良で遅れるだけでも、1ヵ月で約4時間以上のロス。社員数が増えれば、その損失はさらに拡大します。
しかも、PCの遅さは作業効率の低下だけでなく、社員のモチベーションにも悪影響を与えます。
- データの読み込みに時間がかかる
- フリーズして作業が止まる
- 再起動に数十分かかる
こうした小さなストレスが、日々の業務の質に影響するのです。
PCが重くなる主な原因5つ
原因を把握しないまま、やみくもに対処しても効果は薄いもの。まずはよくある原因を押さえましょう。
1.ストレージ容量の不足(Cドライブがパンパン)
不要なファイルやアプリが容量を圧迫していると、動作が極端に遅くなります。
2.メモリ不足
複数のアプリを開くと処理能力が追いつかず、フリーズの原因に。
3.自動起動アプリが多すぎる
パソコン起動時に裏で立ち上がるアプリが多いと、起動に時間がかかります。
4.OSやソフトウェアが最新でない
アップデートを怠ると、動作の不具合やセキュリティリスクが増加します。
5.ウイルスやスパイウェア感染
セキュリティ対策が不十分だと、PCの動作に悪影響を及ぼす不正プログラムが潜む可能性も。
今すぐできる!社内で実施すべきPCメンテナンス5選
以下のメンテナンスは特別な知識がなくても行える基本的な方法です。定期的に実施するだけで、パソコンの快適さは大きく変わります。
1. 不要ファイル・アプリの削除
定期的に「ディスククリーンアップ」やアプリのアンインストールを実施しましょう。
2. Cドライブの空き容量を確保
写真や動画、大きなファイルはDドライブやクラウドに移動。Cドライブを軽くするだけでパフォーマンスが改善されます。
3. スタートアップアプリの見直し
「タスクマネージャー」→「スタートアップ」から、自動起動アプリを無効化しましょう。
4. アップデートの実行
Windows Update やウイルス対策ソフトの更新は必ず行いましょう。古いソフトはトラブルの原因になります。
5. 再起動の習慣化
「ずっと電源を入れっぱなし」はNG。最低でも週に1回は再起動して、メモリやキャッシュをリフレッシュしましょう。
放置すると危険!トラブルにつながるケースも
PCが重い状態を放置すると、単なる業務の遅延だけでは済まないケースもあります。
- フリーズ中にファイルが破損
- セキュリティが甘くなり、マルウェア感染
- 社員からのクレームや離職につながる
「古いけど動いてるからいいや」と思わず、定期点検を習慣にすることが重要です。
社内対応が難しければ、外部サポートの活用も
社内にITに詳しい人がいない場合は、外部のITサポート会社に相談するのが有効です。
たとえば、株式会社テクノリレーションズでは、以下のようなサポートを提供しています:
- PCの状態診断
- 社内全体のメンテナンススケジュール設計
- 簡易マニュアルの作成や社員向け研修
自社での対応が難しい部分は、専門家に任せてしまう方が結果的にコスト削減につながります。
まとめ|「PCが重い」を見逃さない。それが会社全体の効率アップにつながる
PCの動作不良は、放置すればするほど会社の損失につながります。
逆に言えば、ちょっとしたメンテナンスを習慣にするだけで、社員の作業スピードも、満足度も向上します。
「うちの会社も見直したほうがいいかも」と感じた方は、ぜひ一度PC環境を点検してみてください。
株式会社テクノリレーションズでは、中小企業向けに「導入だけで終わらないIT支援」をご提供しています。PCやネットワークに関するご相談も、お気軽にお問い合わせください。