「SEOはオワコンって聞いたけど、もうやらなくていいんじゃない?」
最近、ChatGPTやSNSの普及で、こうした声を耳にする機会が増えました。
たしかに、私たちも気づけば「ググるよりAIで調べる」ことが増えているのではないでしょうか。
とはいえ、すぐにSEOをやめてもいいか?と聞かれると、やはり悩ましいところです。
特に中小企業の経営者の方からは、「高額な費用をかけてまでSEO対策を行う必要があるのかは、正直考えてしまう」という声もよくいただきます。
その通り、無理に大きな投資をする必要もない事業者様も多くなっていると思います。
実際、SEOは終わったと判断し、指名検索(会社名、商品名)をベースにホームページを整理し直した事業者様もおられます。
それも1つの正しい判断かもしれません。ただし、その場合でも別の部分での強化が必要ではないか…と私たちは感じています。
なぜ「SEOはオワコン?」が話題になるのか
まず、なぜ「SEOは終わった」と言われるのか、簡単に整理してみましょう。
- AI検索(ChatGPTなど)が普及し、Google検索を使う人が減っている
- SNSや動画が主な情報源になってきた
- 従来の「SEO対策=上位表示」の効果が薄くなってきた
たしかに、その傾向はあります。
でも、だからといってSEOをゼロにしてしまってもよいのでしょうか?
特に中小企業の皆さまにとっては、今こそ「身の丈に合ったSEO」を最低限だけ見直すことが、むしろ安心につながるかもしれません。
SEOをやめた事業者様のリアルな課題
弊社が過去にご相談いただいた中小企業様でも、こんなケースがありました。
- 「SEOはもう古い」と判断し、ブログ更新やページ増強をストップ
- 会社名や店舗名で検索すれば見つかるから問題ない、と割り切る
- しかし、新規のお客様の流入が減り、既存顧客以外への認知が広がらない
指名検索だけに頼る形は、一見コストを抑えた堅実な策に見えます。
ですが、実際には「指名検索されるまでに出会っていない層」を取りこぼすリスクが出てしまうのです。
中小企業が考えるべき「SEOを捨てた場合の別の強化ポイント」
SEOを減らすなら、他で補完する必要があります。例えば:
- 既存顧客への定期的なDMやメール施策
- 地域コミュニティへの露出(地域ポータル、商工会ホームページなど)
- SNS活用(ただし運用の手間と工数が増える点に注意)
つまり、SEOをゼロにしても、その分どこかで「接点」を作り直す必要が出るということです。
どちらが自社にとって現実的か、じっくり見極めることが重要です。
おすすめは「最低限だけSEOを残す」シンプルなやり方
1. 会社名・地域名で確実に検索される状態を守る
最低限、御社の社名・サービス名で検索したら1ページ目に出る状態だけは維持しましょう。
それだけでも、必要なお客様にはきちんと見つけてもらえます。
2. ブログは月1本だけでも、業務事例やお客様Q&Aを発信
高額なSEO施策は不要ですが、最低限「最近更新している会社」と思ってもらうための情報発信は続けましょう。
3. Googleマップ(ビジネスプロフィール)だけは最新に
検索よりマップを見て探すお客様も増えています。
営業時間、写真、最新情報はこまめに更新し、第一印象を整えておきましょう。
まとめ|「SEOはオワコン?」ではなく「自社にとってどう付き合うか」を考えよう
結論として、SEOはオワコンかどうか…答えは会社ごとに違います。
やめても良い会社もあれば、最低限だけは残した方が安全な会社もある。
私たちがおすすめするのは、「ゼロか100か」ではなく、「自社に合った最低限を見直す」という考え方です。
もし迷ったら、私たちテクノリレーションズにお気軽にご相談ください。
御社の業界・地域・状況に合わせた、身の丈SEOの始め方をご一緒に考えます。