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「うちのホームページ、だいぶ前に作ったきり…」
こんな状態のまま、何年もホームページを更新せずに放置していませんか?
実はこの“ホームページの放置”、知らないうちに信頼や集客のチャンスを失っているかもしれません。
しかも今は、昔とは検索される仕組み自体が変わってきています。「とりあえずググる」が当たり前だった時代は過ぎ、AIによる検索やSNSからの情報収集が主流になりつつあります。
この記事では、ホームページを放置することで何が起きるのか、そしてAI時代にどう活かしていけばいいのかを、ITが苦手な中小企業の経営者にもわかりやすく解説します。
なぜホームページは放置されがちなのか?
「作って終わり」になりやすいホームページの現実
中小企業では、以下のような理由でホームページが更新されずにそのままになっているケースが多く見られます。
- 制作を外注したが、自分たちで更新できない
- 更新を頼もうにも、誰に頼めばいいかわからない
- 会社の方針やスタッフが変わったのに、内容は当時のまま
- 更新の重要性がピンとこない
特に「Web担当者がいない」「更新を任せられる人がいない」中小企業にとって、ホームページは“あるだけのもの”になりがちです。
放置されたホームページが抱える3つのリスク
信頼性の低下
ホームページに「2021年のお知らせ」や「採用情報:2019年更新」など、古い情報がそのまま残っていると、「この会社は今も営業してるのか?」「ちゃんと管理されているのか?」という疑念を抱かれる可能性があります。
特に新規の取引先や採用希望者が見た場合、第一印象としてマイナスに働くリスクが高まります。
検索順位(SEO)の低下
Googleなどの検索エンジンは、「最新情報を発信しているページ」を高く評価します。ホームページが何年も更新されていないと、検索順位がどんどん下がっていくのです。
たとえば、以前は「○○市 税理士」で上位表示されていたのに、今は検索しても出てこない——これはよくある話です。
セキュリティの脆弱化
CMS(WordPressなど)で作られたサイトを長期間放置していると、古いバージョンのまま脆弱性が残った状態になります。
そのままではサイバー攻撃の対象になる危険も。最悪の場合、ホームページが乗っ取られたり、ウイルスをばらまくサイトに変えられてしまうことすらあります。
“ググられる”時代の終わり?AIとSEOの関係
検索される回数は減ってきている
実は近年、Google検索の利用頻度は全体的に減少傾向にあります。理由は以下の通りです。
- ChatGPTやPerplexityなど、AIによる「要約型検索」の普及
- InstagramやYouTubeで“タグ”から情報収集する若年層の増加
- 検索しても広告ばかりで、信頼できる情報にたどり着けないという不満
つまり、昔のように「検索上位に入れば集客できる」という時代ではなくなりつつあるのです。
それでも“ゼロ”にはならない検索
ただし、だからといってSEOをやめていいわけではありません。
特に「会社名+地域名」「サービス名+トラブル」など、“具体的に調べる必要があるキーワード”では検索され続けています。
そして、そのときに役立つ情報が出てこなければ、検索した人は「この会社、情報発信してないな」と判断してしまいます。
検索されなくても、検索“されたとき”の備え——これが今のSEO対策の本質です。
ホームページを活かす3つの現実的アプローチ
1. お知らせ・事例・実績の更新だけでもOK
「毎月ブログを書くのは大変」という方でも、お知らせや過去の実績紹介を年に数回更新するだけで違います。
たとえば、「○月○日に●●商店様のWi-Fi設置を行いました」「価格改定のお知らせ」など、“最近の動きが見える”内容を加えるだけで信頼感が変わります。
2. SNSと連携し、ホームページへ誘導する
X(旧Twitter)やInstagram、LINE公式アカウントなどを使って日々の情報を発信し、詳しい内容をホームページへリンクで誘導するのも効果的です。
SNSで興味を引き、ホームページで信頼を獲得するという使い分けが理想的です。
3. AI要約に拾われる文章を意識する
今後は、ChatGPTのようなAIがウェブ上の文章を要約・参照する流れが増えていきます。
そのため、「具体例がある」「結論が冒頭に書かれている」「文章が読みやすい」コンテンツがAIにも好まれます。
“人とAIの両方に読まれる”ホームページを意識することが、次世代SEO対策になります。
まとめ|放置ではもったいない。ホームページは“生かす”時代へ
ホームページは、作っただけでは効果を発揮しません。更新されていない状態は、信頼・検索順位・安全性のすべてに悪影響を及ぼします。
とはいえ、すべてを毎月更新する必要はありません。最低限の情報だけでも「最新」に保ち、検索されたときに“今の会社”が伝わるようにすることが大切です。
また、AI検索・SNS経由の情報収集が進む今だからこそ、ホームページの役割も変わってきています。
株式会社テクノリレーションズでは、ホームページの見直し・部分更新・AI対応SEOなど、放置から脱却する現実的なサポートをご提供しています。「うちはそのままだけど大丈夫?」という方も、ぜひ一度ご相談ください。