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会社のパソコンが遅い・重い|仕事にならないときの原因と対策

約1分で読めます
「会社のパソコンが遅すぎて、仕事にならない」

起動やファイル操作のたびに待ち時間が発生すると、日々の作業が滞ります。複数台で同じ症状が出ている場合は、端末だけでなく、社内ネットワークや利用中のソフト、更新ルールも含めて確認が必要です。

この記事では、PCが重くなる主な原因5つ、無料で確認できる改善手順7つ、修理・買い替え・社内IT相談を判断する目安を順番に解説します。重要なデータをバックアップしたうえで、症状に近い項目から確認してください。

3分で進む場所が分かります

症状に合う対策から確認してください

起動だけが遅い
スタートアップアプリを整理
常に動作が重い
メモリとCドライブを確認
急に遅くなった
更新状況とウイルスを確認
5年以上使っている
修理と買い替えを比較
💡

この記事でわかること

  • PCが重い5大原因と10分でできる自己診断方法
  • 無料でできる改善手順7ステップ(具体的な操作手順つき)
  • Windows 11移行が必要かどうかの判断基準
  • 改善しても直らないときの対処法
💸

PCが重いことで起きている「見えない損失」

PCが遅いと、どれくらいの損失が出るのでしょうか。少し計算してみましょう。

たとえば、1人の社員が1日のうちPCの動作を待つ時間が「合計30分」あるとします。月20営業日で計算すると、1人あたり月10時間のロスです。社員が5人いれば、月50時間。時給2,000円換算で、毎月10万円が「待ち時間」に消えている計算になります。

さらに、見えにくい損失もあります。

  • 商談中にPCが固まり、顧客への印象が悪化する
  • 締切間際にフリーズして、納期に遅れる
  • ストレスが溜まり、優秀な社員が離職する
  • セキュリティリスクが高まり、情報漏えいの原因になる

特に現在もWindows 10を使い続けている場合は要注意です。Windows 10は2025年10月14日にサポートが終了しました。セキュリティ更新が提供されなくなっているため、サイバー攻撃の標的になるリスクが急速に高まっています。

⚠️

Windows 10をお使いの方へ【緊急】

2025年10月14日をもってWindows 10のサポートは終了しています。現在もWindows 10を使っている場合、セキュリティパッチが適用されないため、ウイルスや不正アクセスのリスクが日々高まっています。PCの動作改善と並行して、Windows 11搭載PCへの移行計画を立てることを強くお勧めします。

🔍

PCが重くなる5大原因と10分でできる自己診断

対策を始める前に、まず「なぜ重いのか」を知ることが大切です。原因によって対処法が変わるからです。以下の5つが、中小企業のPCでよく見られる原因です。それぞれに「診断方法」を書いていますので、今すぐ試してみてください。

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原因1:ストレージ(Cドライブ)の容量不足

PCのストレージを「机の引き出し」に例えると、引き出しがパンパンでは何も取り出せませんよね。ストレージの空き容量が10%を切ると、PCの動作は著しく遅くなります。

診断方法(約1分)

  1. エクスプローラーを開く
  2. 「PC」→「Cドライブ」を右クリック
  3. 「プロパティ」を選択
  4. 使用容量が全体の90%以上これが原因の可能性大
2

原因2:メモリ不足

メモリは「作業台」のようなものです。作業台が狭ければ、書類や道具を広げられず、仕事が遅くなります。複数のアプリを同時に開いたり、大きなファイルを扱ったりする場合、メモリ不足が原因のことが多いです。

診断方法(約2分)

  1. キーボードの「Ctrl + Shift + Esc」を押す
  2. 「タスクマネージャー」が開く
  3. 「パフォーマンス」タブをクリック
  4. 「メモリ」の使用率を確認
  5. 常時80%以上メモリ不足が原因の可能性大
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原因3:不要な自動起動アプリの蓄積

PCを起動したとき、裏でひっそりと動き出すアプリがたくさんあります。これは「出社した瞬間に20人が同時に話しかけてくる」ようなもので、PCがパンクします。使い続けているうちに自動起動の設定が増え、起動時間が伸びていきます。

診断方法(約2分)

  1. タスクマネージャーを開く(Ctrl + Shift + Esc)
  2. 「スタートアップ」タブをクリック
  3. 「有効」になっているアプリの数を確認
  4. 見覚えのないアプリが多数あるこれが原因の可能性大
4

原因4:OSやソフトウェアの更新不備

Windowsのアップデートを「後で」と先延ばしにしていませんか?更新を放置すると、セキュリティが弱くなるだけでなく、動作も重くなります。逆に、古いPCに新しすぎるソフトをインストールしても同じ問題が起きます。

診断方法(約2分)

  1. スタートメニュー →「設定」→「Windows Update」を開く
  2. 最終更新日が3か月以上前更新不備が原因の可能性大
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原因5:ハードウェアの経年劣化

一般的なビジネスPCの寿命は5〜6年と言われています。しかし多くの中小企業では、7年・8年と使い続けているケースが少なくありません。部品が老朽化すると、上記の対策をしても根本的な改善はできません。

診断方法(約1分)

  1. PC本体またはマニュアルで購入日を確認
  2. 5年以上経過している経年劣化が原因の可能性大
  3. 動作中に異音や異常な発熱がある要注意

診断チェックリスト

  • Cドライブの使用率が90%以上
  • メモリ使用率が常時80%以上
  • スタートアップアプリが多数ある
  • Windowsの更新が3か月以上前
  • PCの購入から5年以上経過している

チェックが多いほど、複数の原因が重なっている可能性があります。

最初に試す順番

一度に全部変えず、1項目ずつ確認

最初はCドライブの空き容量を確認します。次に自動起動アプリを整理し、その都度再起動して変化を見ます。

  • 作業前に重要データをバックアップ
  • 変更前の状態をメモする
  • 効果がなければ元に戻して次へ進む
🛠️

今すぐ無料でできるPCを軽くする7つの改善手順

診断が終わったら、いよいよ改善です。以下の手順を「1番から順番に」試してみてください。費用はかかりません。すべて無料でできます。

大切なのは、一度にすべてやろうとしないこと。1つ試すたびに効果を確認しながら進めましょう。

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手順1:ディスクのお掃除(最も効果が大きい)

まずここから始めてください。Windowsに標準搭載の「ディスククリーンアップ」を使います。数GBから数十GB分の不要ファイルを一気に削除できます。

  1. スタートメニューで「ディスククリーンアップ」と検索
  2. 起動後、「システムファイルのクリーンアップ」をクリック
  3. すべての項目にチェックを入れて「OK」
  4. 完了後、再起動して速度を確認

さらに、デスクトップに保存した大量のファイルや、「ダウンロード」フォルダの不要ファイルも削除しましょう。写真・動画などの大容量ファイルは、GoogleドライブやOneDriveなどのクラウドに移動するのがおすすめです。

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手順2:自動起動アプリを整理する

起動時間が長い場合に特効薬になります。使っていないアプリの自動起動をオフにするだけで、起動時間が大幅に短縮されます。

  1. タスクマネージャーを開く(Ctrl + Shift + Esc)
  2. 「スタートアップ」タブをクリック
  3. 日常的に使わないアプリを右クリック →「無効化」
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ウイルス対策ソフト(Windows Defender、ウイルスバスターなど)と、名前が「Windows」で始まるシステムプロセスは無効にしないでください。わからない場合は触らずに飛ばしましょう。

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手順3:ブラウザを整理する

Chrome・Edgeなどのブラウザは、使い続けるとキャッシュ(一時ファイル)が溜まり、重くなります。また、使っていない拡張機能(アドオン)も動作を遅くする原因です。

  1. ブラウザの設定メニューを開く
  2. 「閲覧データの削除」→「キャッシュされた画像とファイル」にチェック →「データを削除」
  3. 使っていない拡張機能を削除する
  4. 開いているタブを最小限に減らす習慣をつける
4

手順4:Windowsを最新の状態にする

更新を放置すると、セキュリティリスクが上がるだけでなく、動作も重くなります。毎月第2火曜日(パッチチューズデー)に重要な更新が配信されます。

  1. スタートメニュー →「設定」→「Windows Update」を開く
  2. 「更新プログラムの確認」をクリック
  3. 表示された更新を適用して再起動

業務への影響が心配な場合は、業務終了後や休日に実施するのがおすすめです。

5

手順5:定期的に再起動する習慣をつける

「PCの電源を切らずにスリープのまま使い続けている」という方は多いです。再起動には、メモリの解放・一時ファイルの削除など多くの効果があります。週に1〜2回、業務終了時に「シャットダウン」することを習慣にしましょう。

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手順6:ウイルス・マルウェアのスキャンをする

動作が急激に重くなった場合、ウイルスやマルウェア(悪意のあるソフト)が原因のことがあります。Windowsに標準搭載の「Windows Defender」でスキャンできます。

  1. スタートメニューで「Windowsセキュリティ」を検索して開く
  2. 「ウイルスと脅威の防止」→「クイックスキャン」を実行
  3. 不審なファイルを開いた覚えがある場合は「フルスキャン」を選択
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手順7:視覚効果をオフにする

Windowsには、画面をきれいに見せるアニメーション効果がたくさんあります。古いPCでは、これが動作を重くする原因になります。見た目よりも速さを優先するなら、この設定変更が効果的です。

  1. スタートメニューで「システムの詳細設定」を検索して開く
  2. 「詳細設定」タブ →「パフォーマンス」の「設定」をクリック
  3. 「パフォーマンスを優先する」を選択して「OK」

実施前に必ずやること

  • 重要なデータをバックアップする(外付けHDDやクラウドに保存)
  • 変更前の設定をメモしておく
  • 業務時間外または影響の少ない時間に実施する
  • 1つずつ実施して効果を確認する
🔧

それでも改善しないときの判断基準

手順1〜7をすべて試しても改善しない場合、ハードウェアの限界に来ている可能性があります。以下の項目が複数当てはまる場合は、PC買い替えを検討してください。

  • 購入から5年以上経過している
  • メモリが4GB以下、またはHDD(SSDではない従来型)を使用している
  • 頻繁にブルースクリーン(青い画面のエラー)が出る
  • 異音や異常な発熱が続いている
  • 手順1〜7をすべて試しても改善が感じられない

修理費用と新PCの購入費用を比べると、多くの場合は新しいPCを購入する方がコストパフォーマンスに優れています。

判断の目安

修理するか、買い替えるか

使用3年未満保証と修理費を確認
使用3〜5年SSD・メモリ増設と比較
使用5年以上買い替えを優先して検討

PCを入れ替える場合は、本体を処分する前に保存データを確実に消去する必要があります。社内で安全に処理できない場合は、専用機で記録媒体を処理するHDD物理破壊サービスもご確認ください。

💡

Windows 11への移行について

PC買い替えの際は、Windows 11搭載のPCを選ぶことが必須です。Windows 10はすでにサポートが終了しており、古いPCをそのまま使い続けることはセキュリティ上のリスクとなります。

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PCトラブルを防ぐ日常習慣

PCが重くなる問題を根本から防ぐには、日常的なメンテナンス習慣が大切です。次の3つを社内のルールにするだけで、多くのトラブルを未然に防げます。

1

週1回のメンテナンスタイム

毎週金曜日の業務終了後など、決まったタイミングを設定しましょう。やることは3つだけです。

  1. 不要ファイルを削除する
  2. ブラウザのキャッシュをクリアする
  3. シャットダウンして再起動する
2

ソフトウェアを増やしすぎない

「試しに入れてみたアプリ」を放置していませんか?使わないソフトはすぐにアンインストールする習慣をつけましょう。コントロールパネル →「プログラムのアンインストール」から削除できます。

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データ管理のルールを決める

「とりあえずデスクトップに保存」は厳禁です。ファイルは決まったフォルダに保存し、不要になったらすぐ削除する。写真・動画などの大容量データはクラウドに移動する。このルールを社内で共有するだけで、ストレージの圧迫を防げます。

🏢 【モデルケース】建設・不動産業で老朽化PCを更新する場合

以下は一般的な課題をもとにした改善イメージで、特定のお客様の実績ではありません。

抱えていた課題

現場スタッフが使うノートPCが購入から6〜8年経過しており、ファイルを開くのに数分かかる状態が続いていました。PCの動作が遅すぎて現場からのリアルタイムなデータ入力ができず、オフィスとの情報共有に支障が生じていました。動作の遅さへのストレスから、スタッフのIT活用意欲も低下していました。

実施した対策

  • PC棚卸しと刷新全社のPCを洗い出し、5年以上経過した旧型機をWindows 11搭載の新型SSD機に入れ替えました。
  • クラウドグループウェアの導入現場からリアルタイムでデータ共有できる環境を整備しました。
  • 操作研修の実施スタッフ向けに研修を行い、新しいIT環境への定着をサポートしました。

期待できる変化

起動やファイル操作の待ち時間を減らし、現場からの入力と情報共有を行いやすくします。改善時間は、端末仕様・データ量・利用ソフト・通信環境によって異なります。

🏢 【モデルケース】士業で旧型PCとセキュリティを見直す場合

抱えていた課題

購入から7年以上経過したHDD搭載PCを使用しており、ファイルを開くたびに数分待つ状態が常態化していました。PCの遅さがリモートワーク時の作業効率に直撃し、残業が増加。また、Windows 10のサポート終了が迫るなか、機密情報を扱う業務でセキュリティリスクも高まっていました。

実施した対策

  • PC全台刷新全PCをSSD搭載のWindows 11機に入れ替え、動作速度の問題を根本から解決しました。
  • クラウド型文書管理システムの導入ペーパーレス化と書類の検索性を向上させました。
  • 多要素認証(MFA)の導入機密データを扱う業務のセキュリティを強化しました。
  • リモートワークポリシーの策定安全な在宅勤務環境を整備しました。

期待できる変化

端末の待ち時間を減らし、更新が提供されるOSへ移行できます。ただし、PC更新だけで残業削減や安全性を保証できるものではなく、業務手順・権限・バックアップ・認証設定もあわせて見直します。

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まとめ|今日から始められる3つのこと

PCが重いまま放置することは、毎日少しずつ時間とお金を失い続けることです。この記事で紹介した改善手順はすべて無料でできます。

まず今日、この3つを試してみてください。

今すぐできる3つの対策

  • ディスクのクリーンアップを実行する(手順1)
  • スタートアップアプリを見直す(手順2)
  • Windowsを最新の状態にする(手順4)

それでも改善しない場合や、複数台のPCで同じ問題が起きている場合は、端末ごとの修理だけでなく、機器台帳、更新時期、ネットワーク、保守会社への連絡方法まで整理する必要があります。当社のPC・IT資産・ネットワーク運用支援では、外部情シスとして原因の一次切り分け、PC更新、構成情報の整理、販売店・回線会社との調整を継続して支援します。

この記事に関連するご相談

複数台で遅い、何度も再発するなら、会社のPC管理から確認します。

一台だけの修理受付ではありません。購入時期や利用状況が分からない、複数台で業務が止まる場合に、端末全体の状態と更新の優先順位を整理します。

初回約30分で整理すること

  1. 遅い端末と業務への影響を確認
  2. 社内対応と外部へ任せる範囲を判断
  3. 修理・設定改善・買い替えを計画
会社のPC環境を相談する 支援内容を見る
相談後に、自社で対応すること・当社へ任せること・次に確認することをご案内します。調査や設定など費用が発生する作業は、範囲と金額をご案内してから着手します。
信國 克幸
この記事の監修者

信國 克幸

株式会社テクノリレーションズ 代表取締役

大手企業にてサーバー構築、ITインフラ構築、データセンター運用、社内SE業務に従事し、企業IT基盤の設計から運用までを一貫して経験。
現在は中小企業を中心に、業務に直結するITインフラおよび情報セキュリティを含む業務環境の構築・運用支援を行っている。