法人PC保守・ネットワーク保守の費用と違い|単発相談と月額契約の選び方
「PCが遅い」「Wi-Fiが切れる」「故障したときに誰へ連絡すればよいか分からない」。会社のITトラブルを外部へ依頼する場合、法人PC保守とネットワーク保守では対象も作業も違います。まず困っている業務を分けて、単発対応と継続保守を比較しましょう。
相談の入口を見つける
PC? Wi-Fi? 相談の入口を見つける。
端末・ネットワーク・日常の窓口。困っている範囲から選べます。
法人PC保守とネットワーク保守の違い
法人PC保守は端末の設定、更新、不具合の切り分け、メーカー修理の調整などが中心です。ネットワーク保守はルーター・アクセスポイント・スイッチ・回線など、複数端末が利用する通信環境を対象にします。PC1台だけで起きる症状と、事務所全体で起きる症状では調査の入口が変わります。
- PC1台だけ遅い端末の容量、更新、設定、利用ソフトなどを確認
- 同じ場所でWi-Fiが切れる接続状況、機器、設置場所などを確認
- 全員がネットに接続できないネットワーク機器・回線を含め切り分け
これは調査の想定例です。症状だけで原因や復旧時間を断定することはできません。
保守費用を左右する条件
同じ名前の料金でも、含まれる作業は同じとは限りません。
端末数・拠点数だけでなく、対象機器、リモートか訪問か、受付時間、調査範囲、定期確認の頻度で変わります。PCの部品、機器交換、配線工事、詳細調査、データ復旧は通常の相談窓口とは区別して確認します。
「月額内なら何でも対応」「故障したらすぐ訪問」という理解で契約すると、実際の対象外作業との食い違いが生まれます。受付と着手、一次切り分けと修理完了は別の段階です。
単発対応と月額保守をどう選ぶか
今起きている問題だけを相談する
PC1台の不具合や設定変更など、今回の範囲が決まっている場合は単発の見積もりから始められます。調査後に追加作業が必要になった場合は、範囲・費用に同意してから進める方式かを確認しましょう。
日々の問い合わせ窓口を任せる
社員からの相談が繰り返される、端末台帳がない、回線会社や保守会社への連絡が負担なら、継続支援が選択肢になります。対象機器、対応時間、実施記録の共有、改善提案をどこまで任せるかを決めます。
見積もりで確認したい項目
- 対象はPCだけか、ネットワーク機器・クラウドも含むか
- 訪問・交通費、交換部品、工事費は含むか
- メーカー保証や既存保守契約と、どう役割分担するか
- 対応時間と、緊急時の受付・着手条件は何か
- 調査結果・実施内容・残課題を共有してもらえるか
- 24時間監視、駆け付け、専門的なデータ復旧は別契約か
24時間対応が必要な環境では、その条件を満たす契約や専門事業者を検討する必要があります。通常時間のIT相談窓口で代替できるとは限りません。
当社へ依頼する場合の費用の考え方
PC1台の不具合相談、Wi-Fi・ネットワークの確認は単発でも受け付け、作業範囲・台数・訪問の有無で個別に見積もります。継続支援の共通料金基準は、定型運用が月額30,000円〜、相談・改善が月額50,000円〜(いずれも税別)。対象数・作業量・対応時間で算定します。機器購入、修理・交換、構築、配線工事、現地作業をすべて最低月額に含むものではありません。
24時間監視・駆け付けや復旧保証は含みません。詳しい調査が必要な場合は、調査範囲と費用を先にご案内します。
困りごと別に、適した相談先を選ぶ
端末の問題
特定のPCだけで起きる不具合
PC1台だけ起動しない、特定のソフトが使えない、更新後から遅くなった場合は、端末の状態と利用環境から確認します。メーカー保証があるか、会社で購入した機器か、業務ソフトの保守契約があるかも確認事項です。部品故障の修理と、設定・ソフトの不具合の切り分けは別の仕事なので、どちらへ連絡すべきか迷う段階でも相談できます。
PCを修理に出す場合も、代替機、業務データ、認証情報の扱いを考える必要があります。修理そのものだけでなく、仕事を続けるために何が必要かを整理すると、依頼の優先順位を決めやすくなります。
通信の問題
複数人・特定の場所で起きる通信の不具合
全員なのか、一部の社員なのか、無線だけなのか、有線でも起きるのかで調査の入口が変わります。回線会社、ネットワーク機器の保守会社、社内の端末担当へそれぞれ連絡すると、対象外と言われて判断が止まることもあります。まず影響範囲を整理し、どの会社へ何を確認するかを決める支援が役立ちます。
原因が分からないままルーターやPCを買い替えても、問題が解消するとは限りません。設置場所、配線、接続方法、発生する時間帯などを確認してから、交換や構築の見積もりを検討します。
管理の問題
不具合ではなく、管理する人がいない
端末の所有者、保証期限、機器の配置、契約先が分からない状態では、トラブルが起きるたびに調査をやり直すことになります。この場合は、今回の復旧だけを依頼するのか、端末台帳や連絡先も整理するのかを分けて考えます。継続保守を検討する理由は、故障をゼロにすることではなく、対応の迷いや調べ直しを減らすことにもあります。
リモート対応と訪問対応の違い
リモート対応は、接続できる環境での設定確認、ソフトの確認、画面を見ながらの案内などに向いています。一方、配線、機器の設置状態、電源、現場でしか再現しない症状は、訪問が必要になる場合があります。インターネットにつながらない端末へ、常に遠隔接続できるわけではありません。
見積もりでは、リモートでできる範囲、現場側で確認してもらうこと、訪問へ切り替える条件を確認します。訪問費と作業費が別か、地域や時間帯で費用が変わるかも比較項目です。「まずリモートで相談し、必要な場合に訪問を見積もる」という進め方なら、依頼の入口を絞れます。
保守契約で曖昧にしない方がよいこと
受付時間と、対応開始・復旧の条件
連絡を受け付ける時間、担当者が確認を始める条件、復旧までの約束は同じではありません。休日も業務を行う会社は、平日窓口だけで足りるかを確認してください。問い合わせへの返答と、現地作業や部品交換の完了を混同しないことが大切です。
対象数と、作業量の扱い
PC台数が同じでも、問い合わせが多い環境、複数拠点、機種やソフトがばらばらな環境では作業量が異なります。対象機器が増えたとき、移転や大量入れ替えが発生したとき、通常の運用から外れる作業をどう見積もるかも契約前に確認します。
社内担当者・既存業者との役割分担
社内で承認する担当者、メーカー・回線会社へ連絡する担当者、実際に設定を変更する担当者を決めます。既存業者をすべて置き換える必要はありません。保証・製品保守は既存業者を利用し、一次切り分けと調整を別の窓口へ任せる形も考えられます。
- STEP 01症状と影響の確認
- STEP 02原因の切り分け
- STEP 03合意した作業
- STEP 04結果・残課題の共有
依頼内容に応じた想定工程です。実際の範囲・費用・日程は事前に確認します。
想定例:PC10台の会社で見積もりを比べる
以下は依頼範囲を考えるための想定例で、当社の実績や定額パックではありません。PC10台、1拠点で、社員の問い合わせを社長が対応している会社を想定します。
今回だけWi-Fiの不具合を調べたいなら、対象機器と症状の調査を単発で依頼します。毎月の問い合わせが負担なら、相談窓口と一次切り分けを継続支援の対象にします。端末台帳がなく、機器の更新判断まで任せたいなら、現状整理と改善の作業も見積もりへ含めます。同じ10台でも、この3つは依頼範囲が違います。
各社へ「PC10台の保守はいくらか」と聞くだけでなく、「社員の質問受付」「Wi-Fi障害の切り分け」「台帳整理」「訪問」「機器交換」を項目に分けて聞くと、比較の理由が見えるようになります。
法人PC・ネットワーク保守のよくある質問
原因が分からない状態でも相談できますか?
原因を特定してから依頼する必要はありません。当社では症状と影響範囲を伺い、調査の入口を整理します。詳しい調査が有償になる場合は、範囲と費用をご案内してから進めます。
今のメーカー保守・回線契約は解約した方がよいですか?
契約の内容を確認する前に解約しないでください。部品交換や回線側の対応など、既存契約が担う範囲があります。重複する業務と、残した方がよい業務を整理して役割分担します。
月額契約なら、新しいPCの設定もすべて含まれますか?
当社の最低月額に、新規設定・大量入れ替え・訪問等がすべて含まれるわけではありません。既存の定型運用と追加作業を分け、件数や設定内容に応じて事前に確認します。PCキッティング代行の依頼範囲も参考にしてください。
最初の相談で伝える情報
相談の準備、どこまでできている?
分かる項目にチェック。全部そろわなくても相談できます。入力内容は送信・保存しません。
症状、発生時期、影響する端末と場所、おおよそのPC台数、希望時期をお知らせください。図面や機器一覧がなくても相談できます。業務を止められる時間、既存保守の連絡先が分かると、対応の分担を整理しやすくなります。
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小田原・箱根・西湘エリアを中心に、外部情シスとして社内ITを継続支援します。
初回相談で状況の概要を伺い、対応可否と進め方をご案内します。