PCキッティング代行の費用と依頼範囲|1台・少台数で相談する前に
PCキッティング代行を比較するときは、1台あたりの金額だけでなく、何を設定し、どこまで確認して渡してもらえるかを見る必要があります。入社用PC1台の準備と、大量のPCを同じ手順で設定する作業では、準備工数や費用の構成が違います。
PCキッティングとは何をする作業か
社員が使い始められるように、PCの初期設定、OS更新、業務ソフト、アカウント、セキュリティ設定などを整える作業です。どこまで実施するかは依頼先や契約で変わります。機器の開梱だけなのか、社内ネットワークへの接続確認までなのかを、作業一覧で確認しましょう。
PCキッティングの費用が変わる条件
同じ名前の料金でも、含まれる作業は同じとは限りません。
- 台数、機種、OSが統一されているか
- 設定手順があるか、新しく作る必要があるか
- 業務ソフトや利用者ごとの設定がどれだけあるか
- 旧PCからデータを移すか
- 動作確認、台帳登録、利用者への案内を含むか
- 訪問・配送・保管、希望納期への対応が必要か
設定手順をお客様側で用意する見積もりと、手順の調査・作成から任せる見積もりは、単価だけでは比較できません。PC本体・ライセンス料も作業費とは区別します。
1台・少台数を依頼するときの確認事項
最低受付台数、最低作業料金、機器の受け渡し方法、設定後の問い合わせ範囲を確認してください。少台数でも、利用環境の確認や設定方法の準備は必要です。台数が少なければ必ず総額も比例して小さくなるとは限りません。
必要な作業を絞ると見積もりを比べやすくなります。たとえば「PCは購入済み、データ移行なし、指定ソフトとメールの設定まで」のように、購入・設定・移行を分けて伝えましょう。
相談の入口を見つける
PCを渡す前に、仕事の準備まで。
初期設定だけでなく、利用開始と引き継ぎまでの範囲を決めます。
入社用PCの準備と、退職者PCの初期化は別の確認が必要
入社用PCでは利用者、開始日、必要なソフト、権限を確認します。退職者PCでは初期化前に、残すデータ、引き継ぎ先、アカウント停止、初期化の承認を確認します。先に消してしまうと、必要な業務データを戻せない場合があります。
再利用のための初期化と、廃棄のための証明書付き物理破壊は同じ作業ではありません。処分時の証跡が必要なら、必要な証明内容や社内規程を先に確認してください。
納品・引き継ぎで確認すること
- 依頼した設定・動作確認が完了したか
- 端末情報や設定結果の記録があるか
- 未完了の項目や、利用者側で必要な操作は何か
- 管理者アカウント・認証情報を安全に引き継ぐ方法は何か
- 作業後に不具合が出た場合の確認範囲と連絡先は何か
「起動する」だけでは、会社の業務で使えることの確認にはなりません。利用する業務や接続先に合わせて、確認項目を合意します。
作業工程を分けると、見積もりの違いが分かる
- STEP 01設定条件の整理
- STEP 02設定作業
- STEP 03動作確認
- STEP 04記録・受け渡し
依頼内容に応じた想定工程です。実際の範囲・費用・日程は事前に確認します。
作業前:会社で使うための条件を整理する
購入したPCに何を入れるかだけでなく、利用者、社内ネットワーク、メール、業務システム、管理方法を確認します。前の社員と同じ設定でよいのか、役割に応じて権限を変えるのかも決めます。会社の設定手順がない場合は、この条件整理が作業の一部になります。
設定中:共通の設定と、利用者別の設定を分ける
すべてのPCへ同じソフトを入れる作業と、社員ごとにメールやアクセス権を整える作業は別です。誰でも同じ権限にしてしまうと設定は簡単でも、業務に合った管理にならないことがあります。共通項目と個別項目を一覧にすると、必要な作業量を説明しやすくなります。
設定後:利用開始の確認と引き継ぎをする
ログイン、業務ソフト、メール、必要な接続先の確認を、合意した項目に沿って行います。作業場所では確認できない社内プリンターや現場機器がある場合は、会社側で確認することと、支援会社が確認することを分けます。作業結果と未確認項目が分かれば、入社当日に問題が出た際も確認を始めやすくなります。
依頼例:1台・複数台・退職者PCで必要な準備は違う
以下は依頼範囲を整理するための想定例です。作業実績、納期保証、料金パックを示すものではありません。
1台の準備
新入社員1人のPCを準備する
PC本体を購入済みなら、利用開始日、必要なソフト、メール・アカウント、利用者への案内をまとめます。会社側でライセンスやアカウントを用意できるか、発行から依頼したいかも明示します。「初期設定だけ」のつもりでも、利用する環境が決まっていなければ確認作業が必要になります。
複数台の入れ替え
複数台をまとめて入れ替える
機種と設定の統一、旧PCから移すデータ、社員ごとの切り替え順序、受け渡し場所を決めます。一度にすべて交換できるか、部署ごとに分けるかで工程が変わります。最初の1台で設定内容を確認してから、残りへ進める方法も相談できます。台数だけでなく、共通化できる範囲が見積もりの重要な条件です。
退職者PCの再利用
退職者PCを次の社員へ渡す
PCの初期化に進む前に、業務データ、メールやクラウド、個別ソフトのライセンス、会社の管理設定を確認します。PC内の情報を消すことと、クラウドのアカウント停止・権限変更は別の処理です。端末だけを初期化しても、すべての引き継ぎが完了するわけではありません。
費用を抑えるために、会社側で準備できること
値引き交渉の前に、確認し直す作業を減らせるかを考えてみてください。必要なソフト一覧、利用者一覧、設定方針、受け渡し方法が整理されていると、依頼先が前提を判断しやすくなります。ただし、分からない情報を無理に作る必要はなく、整理から依頼する範囲として伝えて構いません。
- 機器情報機種・台数・購入済みかどうかを一覧にする
- 利用開始利用者と利用開始日を決める
- ソフト・ライセンス必要なソフトとライセンスの手配担当を確認する
- 移行するデータ移すデータと、会社側で残すデータを分ける
- 社内の承認担当社内で作業内容を承認する担当者を決める
- 変更時の連絡変更が出た場合の連絡・追加見積もりの方法を決める
安くするために確認やセキュリティ設定を省くのではなく、重複した作業や認識違いを減らすことが大切です。業務データや認証情報の準備は、通常の問い合わせフォームで送るのではなく、安全な方法を別途確認してください。
キッティングで起きやすい依頼の行き違い
PCを買ってから、必要な業務ソフトの条件を調べる
購入済みの機器が利用したいソフトや接続機器に合うか、設定だけで対応できるかを確認します。購入前の選定から相談したい場合は、その範囲も明示してください。PC購入と設定作業の担当を分ける場合は、誰が仕様を確認するかを決めます。
担当者の記憶だけで、前のPCと同じ設定を依頼する
「前と同じ」だけでは、必要な設定と不要になった設定を判断できません。現行の業務に必要な項目を確認し、作業後の記録を残します。次回の入社時に同じ確認を繰り返さないためにも、手順や台帳を整理するかどうかを相談しましょう。
管理サービスへの登録状態を確認せずに再利用・譲渡する
会社の管理サービスを利用しているPCは、初期化だけで管理上の処理が終わるとは限りません。社内で再利用するのか、組織外へ譲渡するのかで必要な扱いが変わるため、管理担当者と確認します。Windows Autopilotの登録・登録解除については、Microsoftの公式案内も確認できます。すべてのPCで同じ操作が必要という意味ではありません。
PCキッティング代行のよくある質問
PCを自分で購入して、設定だけ依頼できますか?
当社では設定だけの相談も受け付けています。機種、OS、必要なソフト、アカウント、データ移行の有無を確認します。購入後に追加費用や手配が必要にならないよう、利用目的が決まっている場合は購入前の相談も可能です。
データ移行もキッティング料金に含まれますか?
当社では依頼範囲に応じて分けて見積もります。旧PCの状態、移すデータ、対象ソフトにより作業が変わるため、設定作業と同じ単価に必ず含まれるものではありません。旧PCが故障している場合の専門的なデータ復旧も、通常の移行とは区別します。
設定後、社員からの質問も任せられますか?
引き継ぎ時の案内と、使い始めてからの日常相談は別の範囲です。単発作業の確認対象と、継続して任せたい窓口業務を分けて相談できます。法人PC保守の単発相談・月額契約の違いも参考になります。
相談の準備、どこまでできている?
分かる項目にチェック。全部そろわなくても相談できます。入力内容は送信・保存しません。
当社の受付・料金の考え方
入社用PC1台の初期設定、退職者PC1台の初期化、アカウント発行・停止などを単発でも受け付けています。料金は作業内容・台数・訪問の有無で個別見積もり。単発作業に月額契約は不要です。PC本体、ライセンス、移行・配送・訪問は必要に応じて分けて見積もります。
入退社対応や台帳更新を継続して任せたい場合は月額支援も選べます。共通料金基準は定型運用が月額30,000円〜、相談・改善が月額50,000円〜(税別)。新規キッティング・大量入れ替えなどをすべて最低月額で行う料金ではありません。
台数、利用開始日、購入済みかどうか、必要なソフト、データ移行の有無をお知らせください。パスワードや個人情報をフォームに記載する必要はありません。
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